鈴木将浩のまったり活動ブログ

サーキュラーエコノミーってなに?

6月定例会の補正予算で、サーキュラーエコノミーに関連する補正予算が承認され、今後計画策定が進められます。

3月にゼロカーボンシティ宣言が行われ、2050年に二酸化炭素排出実質ゼロを掲げています。その大きな流れの中の1つとして、今回サーキュラーエコノミーという考え方が出てきましたたが、そもそも何?って話を少しご紹介します。

参照:サーキュラーエコノミーとは?(TRANS)
www.trans.co.jp/column/knowledge/about_circulareconomy/

サーキュラーエコノミーとは?

サーキュラーエコノミーは「循環型の経済システム」を指します。修理やリユースを通じて消費者が長期間製品を活用したり、製品を分解して新しい製品や素材の一部としたりするなど、循環利用を促進。廃棄物の発生や資源の採掘を抑えられます。環境に優しいだけでなく、持続可能な経済成長や新たな雇用の創出も見据えた産業モデルです。

推進機関として有名なエレン・マッカーサー財団は、サーキュラーエコノミーの3原則に以下を挙げています。

1.自然システムを再生させる
2.製品と原材料を使い続ける
3.ごみや汚染を出さない設計

具体的な取り組みとしては、ステンレスやアルミ素材の容器で商品を届け、容器を消費者宅で再利用してもらうアメリカ・テラサイクル社の宅配サービス「Loop」、ユーザー自らスマホを分解してパーツを取り換えるオランダ・スタートアップのスマホ「Fairphone」があります。
サーキュラーエコノミーの発展は、2015年の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に盛り込まれたSDGs(持続可能な開発目標)の達成にもつなげて考えられます。「持続可能な生産消費形態を確保する」「持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する」などを含んでいます。

3R、リニア・エコノミー発想との違い

サーキュラーエコノミーは従来の経済システムだけでなく、日本で浸透している「Reduce(ごみを減らす)」「Reuse(再利用する)」「Recycle(資源として再活用する)」による3Rとも発想が異なります。

従来の経済システムでは、原料、生産、消費、廃棄という一方通行の直線で図式化される「リニア(直線型)エコノミー」の仕組みが浸透していました。3Rで知られるリサイクリングエコノミーの考えも、原料から廃棄物までの直線的な流れが含まれており、廃棄物の発生を前提としています。
しかしサーキュラーエコノミーの発想では、従来廃棄されていたものを新たに原料として採用します。3原則にもある通り、廃棄物を出さずに循環システムが回る点で、3Rやリニア・エコノミーと異なります。

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