3月21日の蒲郡市議会で、令和6年度の予算が承認されましたので、主要・新規事業も4月以降に取組みが進んでいきます。
蒲郡市ではさまざまな計画・プランの策定が毎年行われているだけでなく、新しい考え方を取り入れながら施策を進めています。個別事業と比べて少しわかりづらいと思いますが、順番に少し要点のみご紹介します。
子ども総合計画の策定
子ども施策に関する計画は、子育てや貧困対策までさまざまな計画があります。また、政府も「こども大綱」を掲げているなかで、様々な計画の内容について一体的に策定し、子ども・若者・子育て世代に切れ目のない施策の充実を図るものになります。
ちなみに、国でもこども家庭庁ができましたが、蒲郡市も機構改革が行われて、こども健康部ができます。(こどもの健康ではなく、「こども」と「健康」に関する部になります)
リーディングプロジェクトの基本計画策定
蒲郡駅北側の、旧コスモ跡地に図書館機能・ホール機能・生涯学習センター機能を核とした施設建設を予定しています。リーディングプロジェクトとして、今までもワークショップやフォーラムを重ね、様々な意見を集約している状況で、令和6年の早い段階で基本構想について発表されるかと思います。
令和6年度から3年かけて、基本計画策定が進む予定です。まだまだ、少し時間がかかりますが……これで具体的な土地利用・施設規模・機能等が固まってきます。
イネーブリング・シティの形成
まだまだ新しい考え方なので、具体的にどのような展開に進んでいくか分からない点もありますが、市民が幸福を感じながら健康に住み続けられるまちの実現を目指し、市の計画や施策に「健康」「幸福」の視点を盛り込む取り組みが始まります。
新しい横文字で分かりづらいと思いますが、人々の「幸福」「健康」を高める「もの・こと・環境」をイネーブリング・ファクターとして定義し、その具現化を行なって自然と健康になるまちの実現を目指します。
少しイメージしやすいように、他の地域で行われた実証実験についてご紹介します。
健康がまごおり21第3次計画
「健康がまごおり21」という計画は以前からありまして、その第3次計画となります。上にご紹介した、イネーブリング・シティの推進との連携も図られる形になります。
ゼロカーボンシティの推進
2050年に温室効果ガス排出量0を目指す、ゼロカーボンの取組も行われます。蒲郡市地球温暖化対策実行計画の改訂が進むのと、令和6年度には市民向けの取り組みが増えていきます。
⚪︎市民向け脱炭素目標シートとして、家庭でできる脱炭素行動をまとめた冊子の作成と配布を行います。
⚪︎住宅用地球温暖化対策設備導入に上限5万円の補助が出ます。対象メニューも増えるそうです。
⚪︎脱炭素経営によって期待されるメリットを考え、新たなビジネス創設につながるような、ゼロカーボンシティ推進フォーラムが開催されます。
⚪︎既存住宅の省エネ化を進めるための改修費(断熱化・設備の効率化)の一部補助が行われます
シティセールス
シティセールス基本方針に基づいて、各種事業を推進しながら「がまごおりじなる」を発信します。
そのなかで、新しい取り組みとしては、現在行われているベンチアートプロジェクトについて、デザイン案を全国の学生から募る、学生コンペが行われます。学生コンペでは、西浦駅待合所でも行われ、そちら一通り拝見しましたが、非常に多くの若者が蒲郡に集まり、提案をしていただきました。また、蒲郡が注目されるきっかけになると良いなと思います。
サーキュラーシティ
ブログでも何度かご紹介しました「サーキュラーエコノミー」も引き続き推進されます。
今年も実証実験プロジェクトとして6つの取り組みも行われていますが、引き続き実証実験プロジェクトが行われます。地元企業の新しい価値創造や、市外からの企業誘致に繋げることなど、市として新たなビジネスチャンスの創造にうまく繋げていってほしいと思います。
自治体DX・まちづくりDX
私の3月の一般質問でも取り上げましたが、ビッグデータやデータ分析ツールを活用して、エビデンスに基づく政策推進が進められていきます。改めて……よろしければ一般質問の概要についてごらにただければと思います。
※蒲郡市の公式LINEがありますが、利用者にあったメッセージ配信機能があるので、ぜひ受信設定をしていただければと思います。
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