鈴木将浩のまったり活動ブログ

総務委員会行政視察3日目、福島県相馬市。

総務委員会行政視察3日目 福島県相馬市

総務委員会の行政視察最終日は福島県相馬市。

昨日の名取市に引き続き、防災・減災の取り組みについて担当課から説明を受けました。福島県相馬市では458人の方が亡くなられており、地震では1名だけで、残りはすべて津波が原因だそうです。

14時46分に発生してから、大津波警報→災害対策本部→大津波までの動き。また、その日の深夜3時頃には行動方針を決めており、比較的初動が早く、適格に行動されていた様子が伺えました。名取市ではトラブルで防災無線がならなかったという話を聞きましたが、相馬市では防災無線を流し、消防団が避難を呼びかけていたものの、当時ではそこまでの危機感がなく、実際に避難する人はそれほど多くなかったという話もありました。

相馬市で特徴的であったのは、「防災備蓄拠点」のお話。震災時では備蓄拠点がなく、様々な施設で分散して物資の保管・受入をした結果、物資の管理問題や職員が割かれてしまうという問題があり、まとめたという話を聞きました。備蓄品の量や種類だけでなく、さまざまなことを考えて施設を造られている印象を受けました。蒲郡も防災備蓄について、どこに備蓄するか、どう輸送するか、物資をどう受入して管理するか、を入念にシミュレーションする必要がありそうです。

また、「災害時相互応援協定」の話も出ました。相馬市は震災前は3市と、震災後は新たに11市と提携を結んでいるそうです。震災時には物資の輸送や職員の派遣を相互に行っているようで、相馬市の職員からは、遠くの市町村と結ぶべきという話もされていました。恥ずかしながら、蒲郡はどこと結んでいるかなどを知らないので、また調べてみようと思います。

事前にホームページを見た時に、トップページの目立つ場所に防災無線・避難場所・ハザードマップなどの防災関連情報がすぐ出てきて、このようなところでも意識の高さがうかがえますね。

☆リンクあれこれ
相馬市ホームページ
東洋経済 津波で大きな被害を出した福島県相馬市・新地町 写真レポート
河北新報 第1部・あの日何が…(4完)相馬・磯部地区/津波から避難 薄い意識

 
防災・減災とは微妙に異なりますが、市役所の景観・内装が非常に綺麗でした。

他にも駅や小学校、市民会館などもすべて和風建築になっていて、相馬市全体の雰囲気がかなり統一されているのは、個人的には非常に良いなと思いました。観光地として蒲郡も参考にしなければと思いました。

また、市役所内の廊下が広い!これは震災時の避難所としても使えるように広くしているらしいです。こういった所は、被災地の市役所らしい工夫だと思いました。廊下には市民の皆様の絵が飾られており、市民個展みたいな形になっているのも良かったですね。

 
以下メモ。
 
☆全体
・津波458人(地震1人)、6市町村広域消防(12万人)
・大津波警報はかなり案内していたが逃げなかった。→蒲郡市民もいざというときの行動が必要。
・和風建築デザインコード デザインを合わせましょうとなっている。

☆震災について
 14:46 震度6弱
 14:49 大津波警報
 14:55災害村策本部で沿岸部への消防団
 15:30大津波
 26:45行動方針を決定
 ※相馬市は行動が早かった。(市の情報共有、方針明確化)

☆ 原発について、
・相馬市は40km(20km園内には避難指示)
・自衛隊から避難要請→市長は国(政府)の指示に従うとして避難しなかった。
① 南相馬市からの避難者、相馬市民も不安を覚えて混乱
② 運送業者が相馬市に行きたくない→トラック借し上げで対応
③ ガソリン給油の渋帯1.5km、消防団が交通整理

☆備蓄品について
・当時は毛布が数百枚程度、物資の受入施設が分散して対応職員も割かれてしまった。
・防災備蓄倉庫を作った。
 └ 物資輸送は10トントラックが大半=施設周辺のインフラも重要
 └ 適切な在庫管理ができるようになった。
 └ 電動式のフォークリフト、すべて電気(非常用電源72時間、屋根ソーラーパネル)
 └ 地元小学生が年に6枚前後見学に来ている。
 └ 簡易ベット、寝袋、シャワー、パーテーションで10部屋つくれる。
 └ 3億1千万円が建築費
 └ 10000人3日分くらいを備蓄=相馬市の予算で
 └ 防災集合所などは最低限を備蓄=分散備蓄は基本していない

☆情報通信
・消防団員のデジタル簡易無線からの報告が主な情報源。
・防災メールの拡大(500名→3000名以上)
・docomo、au、softbankへの緊急速報メールを市から発信できる権限を手に入れた。
・当時は遠隔カメラもなく人が見にいく必要=危険→防災カメラ・潮位計

☆地区防災拠点
・被災した公会堂・集会所を防災拠点として新しく10ヶ所整備
 ↳ 防災集合所、利用して防災訓練などのソフト面の実施
 ↳ 集会所と同じ考え方、指定管理
 ↳ 浸水地域は嵩上げしている。
 ↳ 普段は集会所として利用している。
・復興交流破センター⇒工業団地内にある。(サッカー、ソストボール、パークゴルフ場も)

☆防災集団移転
・災害を検区域を指定し、居住用建築物を制限している。
・高台への住居の集団移転、高齢者大暮らしの方の居住施設あり(井戸端長屋)
・今まで居住地域の人はある程度まとまって移転
 ↳ 避難所でも地域コミュニティごとにまとめていた。
 ↳ 別の方が来た人がいると馴染みずらい問題あり。

☆伝承
・400年前に大津波。慶長津波(1611年)」の伝承
・災害への備えて後世に語り伝える活動(祈念館、慰霊碑)

☆ハザードマップ
・想定地域より、さらに内陸部まで沖波が押しよせた。
・厳しい条件を設けて、想定外がないように再構成をしている。

☆ その他
・災害時相互応援協定(防災協定)
 ↳ 震災前3自治体=追加で11自治体
 ↳ 職員派遣などを行った。
 ↳ 遠隔地と結ぶことが重要。
 ↳ 平常時からの自治体間の交流が必要
・トラック協会と協定を結んでいる
・市役所でもトラックをもっている(実際に職員が乗って持っ ていった)
・防災から減災へ
 ↳ 自主防災組織の普段から防災訓練を行っている。
・「まず逃げろ!生きていればこそ、いつかは会える」
・自助→共助→公助の流れになる。自助が大半になる。
 公助で救出された人は1%程度、限界がある。
・市の避難訓練はまだ実施していない。
 ↳ 計画が出来てから実施(今年予定)=旧計画では意味なし
・仮設住宅建設は市を利用地・工業団地の空き地を利用。
・空きアパートは不動産屋に直接交渉している。
 ⇒ 普段からの確保は今もしていない。

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