鈴木将浩のまったり活動ブログ

総務委員会行政視察2日目、宮城県名取市。

総務委員会行政視察2日目「宮城県名取市」

2011年の東日本大震災で被災した名取市。
震度は6強で津波の被害も大きく、関連死を含めて964人、最大で11,000人を超える方が避難し、5,000棟以上が半壊以上の損害を受けるという甚大な被害を受けました。名取市の人口は8万人弱と蒲郡市と人口規模が近く、蒲郡市に置き換えて考えると、本当に凄まじい被害だったのだと改めて考えさせられました。細かく被害総額も産出されていましたが、これどうすれば良いの?というレベルの額で、現在の復旧状況を鑑みると、多くの方の並々ならぬ努力の賜物なのだろうなと思います。

行政職員から震災時の様子を聞き、その後の震災復興計画や防災マニュアルについての説明を受けました。震災時の話では、避難誘導をしていた議員が2人亡くなられていたり、被害の大きかった閖上地区では6人に1人が亡くなられていたりと、「蒲郡でもし起きたら……」と考えてしまい、防災・減災対策が必要であるとの思いをより一層強くしました。

また、「語り部の記録」というDVDの一部を見させていただき、思わず涙が出てしまいそうになりました。放映中に名取市の職員の方が、少し貰い泣きをしている様子もあり、改めて当時の震災を身近に感じました。YouTubeでもアップされていましたので、よろしければご覧ください。(私が見たのは1人目の方)

リンクあれこれ
名取市における東日本大震災の記録
閖上を襲った大津波の証言

☆菊地副議長のごあいさつ
・震災時は議会休会日で、各地で小学校卒業式が行われていた。
・震災で2人の議員が亡くなられた。(海外沿いで避難誘導していた)
・議員は毎週1回震災復興の会議を開いて、取りまとめて市に報告していた

☆ 東日本大震災の被害について
・名取市震災復興計画(平成29年改定版)
・6つの復興に向けた課題を提げて、対応を進めている。沿岸部の土地利用の方針=多重防御の考え方
① 堤防の強化や津波防災機能を備えた道路による多重防御
② 自然地形の湖や盛土による安全確保
③ 避難路と避難場所の確保
④ 防災システムの強化と防災教育の充実
・宮城県は防災教育を取り組んでいる。
L 各学年ごとに副読本を配布している
L 月命日の11日に防災教育を進めている。

☆ 震災後の防災・減災の取り組みについて
・名取市津波等ソフト対策業務
① 教訓の整理分析について (初動の混乱などがあった、各対応の整理をする)
② 防災マニュアルについて(全戸配布、約50ページ)
 地区ごとの防災マニュアルも作成している。(地元の昔の話を含めて反映している)
③ 防災教育プログラムについて
 名取市地域防災には研修会を開催
 名取市地域防災計画の修正を行った。→蒲郡の計画をチェックする。(災害時職員対応マニュアル)

☆関連施策
① 情報伝達の多重化
L 防災ラジオの1000円有償配布(5000台配布 )
L J-ALERTと連動して、 HP・ツイッター・市民向けメルマガ.に自動配信されるシスを導入。
L ケーブルテレビとの連携し災害時応援協定)
② 自主防災組織の設立活動支援
③ 応援協定の締結による災害時の物資・協力体制の充実

☆震災を語りつぐ人々 DVD

☆質疑応答
① 水防団=消防団が兼任している、自主防災組織とは別に存在している。
② 自主防災組織の組織の再編などはなかったが、購入の、補助制度はあった。
③ 土地利用⇒堤防、地域産業の再生と新たな産業を誘致するゾーン、居住機能を再建するゾーン (2次防御ライン、かさ上げ、海抜5 m の高さ)
④ 元々の居住者・土地は国の補目の金などで購入、防災集団移転事
⑤ 職員向けのメール配信サービス。安否確認にも利用できる。ただし全員ではない。
⑥ 東部道路に避難階段3つ

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