2月15日に素戔嗚神社、2月16日に形原神社・鞍掛神社で神事が行われました。議員になってから当たり前のように参加をしてましたが、「神事」と言われても分からない人も多いみたいで、少しだけご紹介します。
神社で行われる祭礼には様々ありますが、大きなものとして「祈年祭」「新嘗祭」があります。春に祈年祭で豊作を祈り、秋に新嘗祭で収穫に感謝するものになります。15日・16日に行われたのは、まさにその「祈年祭」。神社総代や年行事、総代のみなさまとともに、地元議員として参加させていただき、地元住民で神様への祈りや感謝をする場になります。
祈年祭とは?(伊勢神宮サイト参考)
祈年祭は春の耕作始めにあたり、五穀豊穣を祈るお祭りで、「としごいのまつり」とも呼ばれます。「とし」とは稲の美称であり、「こい」は祈りや願いで、お米を始めとする五穀の豊かな稔りを祈ることを意味します。稲の育成周期が日本人の一年といえます。
農耕が生活の中心であった時代、豊作を祈ることは国家の安泰、国民の繁栄を祈ることに他なりませんでした。そのため祈年祭は国家規模で執り行われ、平安時代の『延喜神名式』によると、神宮を始め全国2,861社の神々に幣帛が奉られていました。特に神宮には天皇が勅使を差遣されてお祭りを行われており、朝廷の崇敬のほどが窺われます。
新嘗祭とは?(伊勢神宮サイト参考)
新嘗祭は「しんじょうさい」ともいい、「新」は新穀を「嘗」はお召し上がりいただくことを意味し、収穫された新穀を神に奉り、その恵みに感謝し、国家安泰、国民の繁栄をお祈りします。
現在、このお祭りは毎年11月23日に宮中を始め、日本全国の神社で行われていますが、特に宮中では天皇陛下が自らお育てになった新穀を奉るとともに、御親らもその新穀をお召し上がりになります。収穫感謝のお祭りが11月下旬に行われるのは全国各地での収穫が終了する時期に、御親祭を行われたためと考えられています。
この記事へのコメントはありません。