鈴木将浩のまったり活動ブログ

一般質問@災害ボランティア受入&避難所対応

前回に引き続き一般質問、「災害ボランティアと避難所」について、どのような質問・答弁があったかご紹介します。

災害ボランティアセンター開設

災害発生時に、全国のボランティアの方が集まるのが災害ボランティアセンターです。平成30年度に蒲郡市と社会福祉協議会が協定を結び、社会福祉協議会が勤労福祉会館に開設することが決まっています。

今までにも、蒲郡市や社会福祉協議会、また民間のコーディネーターの方を含めた訓練が行われていて、様々な意見交換・マニュアルの改善などが進んでいます。

一方で、いざセンター開設する時に、市・社会福祉協議会から何人・誰が関わるかが明確ではない部分もあり、予め決めておくようにお願いをしました。

市民への周知

各地で行われている各種訓練の際に、災害ボランティアセンターの話はあまり耳にしません。そのような状況だと、避難所とセンターでのボランティアに関するニーズ共有もうまくいかず、また市民・市内団体がボランティアをしたいとなった時に混乱してしまう場合も想定されてしまうため、市民に向けた周知の必要になってきます。

ニーズについては個人情報が多分に含まれるため慎重に扱うこと、自主防災会などでの周知も含めて、様々な対応を図ってもらえればと考えています。

ボランティアに関する情報発信

災害発生時に、市外にボランティア募集をする際は、基本的にホームページが中心となります。6月の台風被害の時も、他自治体では社会福祉協議会のサイトに掲載され、全国社会福祉協議会にリンクされる形になっていました。

しかし現状の蒲郡市は、どのサイトのどこに載せるか、誰が更新するか、事業者に依頼するなら災害時対応できるのかなど、明確に決められていないそうです。いざ災害発生した際に、「サイトで告知できない!」とならないように、この点は予め決めていただけるように協議していただくようにお願いいたしました。

ボランティアの資機材の貸出

基本的にボランティアの方に、宿泊や食事、資機材など自分で準備して来てもらうのが基本という前提ですが、そうはいうものの…という部分もあります。

例えばスコップや一輪車、それ以外にも様々な資機材が必要な時に、誰もが持ってきてくれるという状況にはならないと想定できます。そこで、一定の貸出用資機材の確保、備蓄ではなくても各種倉庫にあるものを集約・確保して貸し出しできる体制を整えるようにお願いをいたしました。

ボランティアセンターの駐車場問題

ボランティアセンターは勤労福祉会館に開設されますが、駐車場が足りないことは想定できます。

駅前の有料駐車場もありますが、例えば蒲郡公民館や南部小学校、また今ならコスモ跡地の土地など、公共用地の活用について提案しました。

さらに、市外の人は駐車場の位置も知らない状況ですので、案内を含めてある程度配慮しないと、ボランティアで変な部分で混乱してしまうため、この点についてお願いをさせていただきました。

外国人ボランティアへの対応

外国人のボランティアが訪れる可能性もあります。その中での対応方法はまだまだ明確になっていない状況ですが、多文化共生施策のなかで外国人市民のキーパーソン発掘も進めているとのことです。

そのようなキーパーソンに訓練に参加してもらうとか、外国人のコーディネーターや防災リーダー育成を進めるなどをご提案いたしました。

避難所トイレ

現状の避難所トイレは、402基の整備が必要な中で、現状は475基分が確保されているそうです。一方で、便用の袋は約14.5万枚必要なところ、今年度末で約7万枚なため、そちらは引き続き確保を進めるそうです。

また、自然還元型トイレ排せつ溝とよばれる設備が、19小中学校で整備されています。簡易トイレをすぐに設置できるように、予め溝を掘っておいて、平常時は埋めておくようなものになります。現状は、周知が行き届いていないため、各地での訓練時に場所を確認するなどをお願いいたしました。

それ以外にも、実際に大地震の時に使用された実績もある、マンホール型トイレについても整備をお願いしました。今後の公共施設の再編・建設の時に整備を考えているそうです。

避難所のペット対応

避難所ではペットの扱いに関する課題もあります。東日本や熊本などの大地震の際にも、「予めきめておくべきだった」という報告が多数出るほど、ペット避難は進める必要があるテーマです。ペットのいる方にとっては家族ですし、いない方にはストレスの原因になる場合もあります。ペット同行が難しいから、避難所に行かず無理に自宅にいた、車中泊するしかなかった、などという事例も数多くあります。

まず、ペットを同行避難されたときに、ペット用スペースを設ける予定ですが、各避難所で具体的には決められていないため、ここは早急に決めておくようにお願いをいたしました。

また、基本的には飼い主の責任で確保すべきですが、そうは言うものの一定のペット用備蓄も必要ではないかと言う提案もいたしました。直接的な備蓄は難しそうですが、各企業などとの連携協定などの活用で確保もできるかと考えています。

それ以外にも、ペット同行避難訓練は、過去に3頭しか来ていないと言うことで、同行避難訓練や備蓄品確保など、飼い主への啓発活動をよりしていただくようにお願いをいたしました。

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