鈴木将浩のまったり活動ブログ

蒲郡市議会・幸田町議会 議員合同勉強会

12月9日に、蒲郡市議会・幸田町議会議員合同勉強会が、幸田町役場で行われました。幸田町議会の幸風会、蒲郡市議会の自民党市議団、そして両議会の議長を含めた20名での勉強会でした。

テーマは「幸田町スーパーシティ構想の提案に向けての取り組みについて」で、幸田町スタートアップ研究所長の近藤学さんに講師をしていただきました。

(1)国家戦略特別区域法の一部改正について
(2)スーパーシティ構想の目指すもの
(3)幸田町におけるスーパーシティ構想のアイデア提案の背景
(4)スーパーシティ構想のアイデア提案の全国事例
(5)今後の公募提案に向けてのスケジュール
(6)幸田町における公募提案に向けての取組状況

スーパーシティ構想とは?

地域の「困った」を最先端のJ-Techが、世界に先駆けて解決する。
「スーパーシティ」構想はこうした「まるごと未来都市」の実現を、地域と事業者と国が一体となって目指す取組みです。同構想は、内閣府特命担当大臣(地方創生)の決定により、開催された「スーパーシティ」構想の実現に向けた有識者懇談会がその基本構想を取りまとめました。

スーパーシティに関するホームページ

移動・・・ヒトの自動輸送、IoT・データ活用による交通量・駐車管理など
物流・・・自動配送・ドローン配達による人材不足解消など
支払い・・・電子マネー・クレジットカードによるキャッシュレス決済の普及、魅力的なポイント還元制度の拡充など
行政・・・ワンストップ窓口・ワンスオンリー(情報の再提出不要)・ペーパーレスによる、各手続きの効率化など。
医療&介護・・・ITを活用した遠隔診療、介護補助ロボットの実装、医療・介護ノウハウのAI分析・見える化による効率的な人材育成、ラストワンマイルの医薬品ドローン配達など。
教育・・・オンライン教育による人材育成、パーソナルな行政データの活用など
エネルギー・・・スマートシステムを活用した、上下水・電力・通信インフラの最適管理など。 環境・ゴミ・・・スマートシステムを活用した、リサイクルの一括管理によるCO²削減、資源保護の徹底など
防災&緊急・・・デジタルマップを活用した防災システムの構築、緊急時の自立エネルギー供給、自動運転救護車両・作業ロボットの実装など
防犯&安全・・・巡回ロボット、遠隔監視など。

スマートシティとの違いについて

2019年2月、有識者懇談会がまとめた最終報告によれば、「スマートシティや近未来技術実証特区は、エネルギー・交通などの個別分野での取組、個別の最先端技術の実証などにとどまっていた。」とされています。そして、エネルギーインフラや道路・公共交通網が発展している日本では、現状の都市機能で十分豊かで便利な生活がある程度確保されているため、都市部への人口集中に歯止めがかからず、高齢化や人口流出など地方が抱える問題解決にも直結しません。その結果、住民目線では「それほど高度な技術が生活に必要なのかな?」と、存在価値と有益性に疑問符をつけざるを得ない取り組みになっているのです。

一方、スーパーシティ構想は「技術の先進性」を競い合うのではなく、「住民の参画」で浮き彫りとなった「根深い問題」を、早期解決に導くITテクノロジーを「実装」し、地方の生活水準を上げ「脱都市化」を図り、継続的な経済発展を目指していく取り組みです。IT技術の進化という、未来都市創生の手段が「目的化」しつつあるスマートシティ構想と異なり、基本コンセプトが網羅されたスーパーシティが誕生すれば、我々の生活は劇的に変化するでしょう。

参考

スーパーシティとは?スマートシティとの違いを解説

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