鈴木将浩のまったり活動ブログ

アイシン精機&豊明市への視察へ。

昨日20日に、アイシン精機株式会社と豊明市へお伺いしてきました。

片方はデマンド型交通ということで、自分なりにも各市町村の事例を調べて、議会でも質問をしようとしていたテーマでした。逆に、豊明市の方は地域包括ケアシステム「けやきいきいきプロジェクト」ということで、恥ずかしながらまだ知識的に弱い部分ではありました。なので、両方とも先進的な事例の話を聞くことができて、非常に勉強になりました!

デマンド型交通「チョイソコ」

豊明市が実施しているデマンド型交通「チョイソコ」

コミュニティバスのように定期路線・定期運行ではなく、「乗降する停留所・時間を好きに予約できる」のがデマンド型交通の強み。タクシーのようにドアtoドアまではいかないものの、予約は必要ですが、「好きな時間」に最寄りの停留所へ行って、行きたい場所へ移動できるという点では、利便性が非常に高いサービスです。

そんなデマンド交通ですが、アイシン精機株式会社が「チョイソコ」というサービスを提供して、豊明市をはじめとして全国的にも売り出している最中ということでお伺いしました。ちなみに、お隣の幸田町や岡崎市でも導入予定だそうです!

いろいろな取り組みもされてて、例えば「エリアスポンサー」という制度を設けて、協賛金をいただける施設には、そこに停留所を置くという仕組みで、採算性を高めているそうです。蒲郡市でもバス停に広告を掲載してはいますが、チョイソコの協賛金と比べると微々たるものなので、ある意味ビジネス的な部分は企業らしい良い所だなと思いました。

また、オペレーションシステム自体をアイシン精機株式会社さんが行っているということで、実際の現場を拝見させていただきました。オペレーターの方が、親身になって丁寧に対応していて、高齢者の方も安心して使いやすい環境が整っている印象です。

何より、車側にはAndroid端末があれば良いのは、個人的には非常に魅力的に見えました。例えば、現在のコミュニティバスは週3日運行ですが、残りの曜日はAndoroid端末を載せて、デマンドバスにすることもできますし、日曜日は観光系の二次交通としての活用もできそうな感じ。民業圧迫にならなければですが、空いているタクシーがあれば、そのタクシーをデマンドタクシーとして活用することも可能になりそうです。

費用面も、聞いた限りではそれほど高額でもなく、1日計算すると現状のコミュニティバスより少し高めくらいなレベルなので、十分許容範囲かなと思える価格帯でした。引き続き情報を集めて、デマンド型が適した地域への導入を、ぜひ検討してもらえるように進められればと思います。

豊明市 地域包括ケアシステム「けやきいきいきプロジェクト」

最初は「まちかど保健室」を訪問。

ここでは、藤田保健衛生大学の教員、医療専門職が交代で住民からの相談を受け付けています。また、それ以外にもミニ講座を開催しているようで、地域住民のまさに保健室という感じ。

その後に、今までの取り組みについてご説明をしていただきました。

お話を聞いていくと、「地域の職能団体の組織化」が一つのキーワードになってきそうでした。

医師や薬剤師などだけでなく、訪問看護師、理学療法士、ケアマネージャーなどが集まる会議でも、やはり「地域の同職種代表」として参加していると、「自分のお店のPR」ではなく、「自分の職種だとこうだよ」という発言・視点も変わってくるというお話もお聞きしました。

また定例で行っている会議には、上記のような職種以外にも幅広い方が参加して、事例に対して様々な職種の立場での意見交換が出来ているという話でした。地域包括ケアシステムにとって、こういった場の重要性については非常に実感できましたし、蒲郡でも上手く作れれば良いなぁと感じました。

あとは、藤田保健衛生大学ということで、学生さんも多く関わっているのが、個人的には興味深かったです。団地ということで、学生・職員が実際にその団地に住んで、地域活動にも参加しているという話でした。そういえば、以前テレビでそんなニュース見ましたが、まさにココだったんだ!という感じです。

全体的には、蒲郡市としての取り組みを隅から隅まで把握しているわけではないので、ある意味戻ってからしっかり把握していかないといけないなという部分もあり。自分の立場的には、若い世代がどう地域づくり、地域包括ケアの方にも意識を向けてもらえるか、という点を今後も考えていきたいと思います。

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