鈴木将浩のまったり活動ブログ

一般質問「飼い主のいない猫対策②」

飼い主のいない猫の現状

〇猫の相談について
飼い主のいない猫に関する相談・苦情は、蒲郡市には昨年00件問い合わせがありました。それ以外に、東三河の動物愛護センターには000件、さらに民間の動物愛護団体にも100以上の相談があるそうです。合計すると、1日1回くらいの頻度で相談があることになるので、蒲郡市にとっても重要な課題であると思います。

◯猫の保護活動について
そんな飼い主のいない猫ですが、現実的に保護や不妊去勢手術をしているのは個人で活動をされている方になります。
実はそれらは個人の実費で行われています。動物病院や猫の性別や病気によって異なりますが、平均すると10000円〜25000円程度かかります。何匹も行っていただいている個人も多く、個人の負担が重くなってしまっています。

遺棄防止・室内飼育・所有者表示

飼い主のいない猫を、まずは増やさないように様々な対策があります。一昔前とはいろんな考え方が変わってきているので、地道ですがまずは周知を図っていって、理解を広げていかないといけない状況ですね。

「遺棄防止」
いわゆる捨て猫ですが、1年以下の懲役か100万円以内の罰金という犯罪行為になっています。ダンボールに子猫が入れられて…というのはダメというわけです。まだ市民の皆様が認知しているかと言われれば薄い状況かなと思います。

「室内飼育」
まだまだ蒲郡では「外飼い」をしている方が多いのが現実です。もし不妊去勢手術をしていないと、外で猫が増える要因になってしまいます。また、猫が交通事故に遭う危険や、外で病気をもらってくる可能性もあります。環境省も室内飼育をしており、蒲郡市としても市民に対して室内飼育の周知を強く図っていく必要があります。他自治体でもあるように、努力義務化する条例制定も一つの手段かと思います。

「所有者表示」
迷子札やマイクロチップの装着が推奨されています。特に来年からはブリーダーなどではマイクロチップの装着が義務化されます。震災時にも、装着の有無で飼い主の元に戻ったかどうかの割合に大きな差もできています。こちらも周知はもちろん、場合によっては補助制度を設けるなどが必要かと思います。

多頭飼育

多頭飼育崩壊が昨今問題となっていて、周辺では新城や岡崎での多頭飼育崩壊がメディアに取り上げられ、蒲郡市でも昨年末に30匹以上の多頭飼育崩壊が発生しています。

「多頭飼育の把握状況」
10匹以上の多頭飼育をしている場所は、私が聞いた範囲でも7箇所ありますが、蒲郡市としては把握できていないとのことでした。
さらに、それらを保護・不妊去勢など具体的な対応をしてくれているのは民間が行っている状況です。もし民間が難しい状況のとき、一斉に周辺に飼い主のいない猫が増えてしまう危険性があります。

「多頭飼育についての対応策」
まずは把握できていない状況があるため、他自治体でも事例がありますが、犬・猫を10匹以上飼育する場合は届出がいるような制度を作るのも良いかと思います。また、いざ問題が発生したときは、さくらねこ無料不妊手術事業を活用するなど、多頭飼育崩壊に備えた対応策について提案させていただきました。

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