鈴木将浩のまったり活動ブログ

視察@部活動の地域以降(菰野町)

3日目・11月7日は三重県菰野町へ。テーマは「部活動の地域移行」について。

全国的にも部活動の地域移行が進められているものの、言うは易しというか、地域の受け皿を作るのは非常に難しく、難航しているのが現状です。

蒲郡市では数年前から小学校は部活動廃止、中学校は任意参加となりました。それらが先行して進む一方で、地域移行の体制がまだまだ整っていない状況です。一番大きな課題として、指導員の確保の難しさ。小中学生にスポーツなどを教えることができる指導員はそれほど多くなく、いたとしても社会人だと平日の部活動は時間的にも厳しいのが正直なところ。

菰野町の場合は、元気アップこものスポーツクラブという団体が平成18年に立ち上がり、様々な教室が開催されていました。その流れで、その団体が中心となって地域移行の受け皿になり、指導員の確保も比較的容易にできたそうです。また、個人的に印象的だったのは、ある程度割り切って進めてるなという点。「部活動の地域移行」というと、「学校の先生の代わりに、平日や土日など地域の方が子供たちを指導する」と考えてしまい、ハードルが高く感じられる部分がありました。

しかし、菰野町では土日からまずスタートし、今後は受益者負担として費用も取る部分を考えているそうです。難しいからなぁ……でそのままになるより、ある程度割り切りながら、出来る部分で進めていっている点が好印象でした。もちろん、地域以降にあたって様々な課題はあるようです。指導員は教職員ではないので指導の仕方やこどものフォローの観点、経営的な観点での持続可能性など、考えなければいけないとこはいろいろあるようで……。

蒲郡ではなかなか進んでない状態ですが、いろんなヒントを見つけられた視察になりました。

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